絶対わかる!基礎から学ぶ音楽理論 9-3.ダイアトニックコードのコードスケール
神戸でベースレッスン・教室をしています古賀隆博です。
(大阪でもベースレッスン、教室をしています)
今回はダイアトニックコードのコードスケールについてです。
IM7、IIm7、IIIm7、IVM7、V7、VIm7、VIIm7-5のダイアトニックコードには、それに適するスケールを持っています。
要するに、ある曲で、ダイアトニックコードが出てきたときは、それに適するスケールを弾けば、ピッタリとハマるということですね。
「げ!!7つもスケールを覚えないといけないの??」と思ったあなた!
ご安心ください。ダイアトニックコードはCDEFGABしか使いません。
ダイアトニックコードのコードスケールも、CDEFGABの始まりの音が順番に変わるだけです。
このように、1つのスケールを分解して別で覚えるのには理由があります。
・ダイアトニックコードの時と同様、1つ1つのスケールに個性があること、
スケールの構成音は同じでも、出発音や音の並び方が違うので結果的に違った響きになります。
・コードスケールはアドリブやコードのボイシングなどで使われますが、楽曲の中の適したスケールが瞬間的に出てくるようにしなければ実際には使えないのです。なので、何度も何度も弾いて覚えてください。
響きや指板の形、スケールの名前を結びつけて覚えると覚えやすいですよ!
では、わかりやすくKeyCでやっていきましょう。途中でわからなくなったときは以前の記事を参照してください。
・ダイアトニックコードにおけるIM7コードスケールは、イオニアンスケールが適しています。
KeyCのIM7はCM7です。スケール音はC D E F G A B
いつものように1オクターブのみ記しています。各自拡張していってください。
また、スケールの名前もしっかり覚えましょう!!
プリントアウトして印を付け足していくのもいいかもしれませんね。
・ダイアトニックコードにおけるIIm7コードスケールは、ドリアンスケールが適しています。
KeyCのIIM7はDm7です。スケール音は D E F G A B C
・ダイアトニックコードにおけるIIIm7コードスケールは、フリジアンスケールが適しています。
KeyCのIIIm7はEm7です。スケール音は E F G A B C D
・ダイアトニックコードにおけるIVM7コードスケールは、リディアンスケールが適しています。
KeyCのIVM7はFM7です。スケール音は F G A B C D E
・ダイアトニックコードにおけるV7コードスケールは、ミクソリディアンスケールが適しています。
KeyCのV7はG7です。スケール音は G A B C D E F
・ダイアトニックコードにおけるVIm7コードスケールは、エオリアンスケール(ナチュラルマイナースケール)が適しています。
KeyCのVIm7はAm7です。スケール音は A B C D E F G
・ダイアトニックコードにおけるVIIm7-5コードスケールは、ロクリアンスケール(ナチュラルマイナースケール)が適しています。
KeyCのVIIm7-5はBm7-5です。スケール音は B C D E F G A
一応音源も貼っておきましょう!
コードとスケールがどのようにフィットしているかを感じてください。
今回はここまで!次回は、それぞれのダイアトニックスケールの特徴音を紹介!
特徴音を意識すると、各スケールの個性も掴みやすくなります!
絶対わかる!基礎から学ぶ音楽理論 9-3.ダイアトニックコード進行
絶対わかる!基礎から学ぶ音楽理論 9-4.ダイアトニックコードのコードスケールの特徴音