絶対わかる!基礎から学ぶ音楽理論 7-2.コードについて、三和音の基本形と転回形
神戸でベースレッスン・教室をしています古賀隆博です。
(大阪でもベースレッスン、教室をしています)
前回はトライアド(三和音)コードの基本的な形とコードの読み方を学習しました。
すこし復習しましょう。
●トライアド(三和音)
トライアドは、ルートの上に3度と5度の音を重ねたコードのことです。
3度にはM3(長3度)とm3(短3度)がありますね。←ピン!とこない方はこちら
5度にはP5(完全5度)dim5(減5度)aug5(増5度)があります。←ピン!とこない方はこちら
これらの組み合わせからなる、4種類のコードが、コードの基本の形とされます。
以下がその4種類です
1.メジャー・トライアド(長三和音)
ルート、長3度、完全5度からなるコード
KeyCで、CEG(ドミソ)ですね。ベーシスト用なのでヘ音記号で書きました。
タブ譜で表すと、
実際に弾いてみて、音を確かめてくださいね♪
低い方だとハーモニーがわかりにくいので高い方で書きました。
ぜひ。弾いて確かめてください。
2.マイナー・トライアド(短三和音)
ルート、短3度、完全5度からなるコード
3.オーギュメント・トライアド(増三和音)
ルート、長3度、増5度からなるコード(メジャートライアドの完全5度を増5度に変化)
4.ディミニッシュ・トライアド(減三和音)
ルート、短3度、減5度からなるコード(マイナーートライアドの完全5度を減5度に変化)
タブ譜はそれぞれオクターブ下げて位置確認しておきましょう。
復習はここまで。
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では今回の本題。
●三和音の基本形と転回形
これまでのコードの形はルートを最低音とした基本形とされ、このほかに2つの転回形があります。
最低音が3度になるパターンと、5度になるパターン。
どういうことかというと、
こうすると長3度が最低音になっていますね!ということです!
これが第一転回形。
ピンときていないあなた!
ここで以前の章がまた役に立ちます!!
絶対わかる!基礎から学ぶ音楽理論 5-1.転回音程
絶対わかる!基礎から学ぶ音楽理論 5-2.転回音程
音を転回させるという一種のテクニックですね。これを思い出してください。
そして第二転回形は、ここからさらに3度の音も1オクターブあげます!
これが第二転回形!!
5度の音が一番下にきていますね!!
それぞれ構成音は同じなのですが、少しずつ響きが違います。
この違いも確認しながら進めていきましょう!
そして、メジャー/マイナー/オーギュメント/ディミニッシュ/の4種類のトライアドの転回形のまとめがこちら!
ト音記号ですが、成り立ちはわかっていただけるかと思います。
さあ!なんだか音楽理論っぽくなってきましたね!
ここからどんどん面白くなっていきます!!
重ね重ねになりますが、音を確認しながら進めていってくださいね!