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絶対わかる!基礎から学ぶ音楽理論 9-1.ダイアトニックハーモニーとダイアトニックコード

2017年11月08日 絶対わかる!!音楽理論

神戸市てベースレッスン・教室をしている古賀隆博です!
(大阪でもベースレッスン、教室をしています)
ここからどんどん実践的になっていきます♪

これまで学習した、コードやスケールがどのように楽曲で使われているのか。
というところも踏まえながらやっていきましょう。

曲には必ずKey(キー)が設定されています。
どの音や音階を基準としてメロディやハーモニーが作られているかという概念です。
Key of Cだと、C(ド)の音を起点としたメジャースケールが基準になってメロディやハーモニーが作られています。
Key of Amだと、A(ラ)の音を起点としたマイナースケールが基準になってメロディやハーモニーが作られています。

この「Keyの中のハーモニー」をダイアトニックハーモニーと言います。

ここではわかりやすいようにKey of Cで解説していきます。

●ダイアトニックコード

Key of Cの場合、Cメージャースケール(C D E F G A B)の音のみを使ってできるコードをダイアトニックコードと言います。

Cメージャースケール、C D E F G A Bの各音をルートにして、3度音程で音を四和音まで積んでみます。

さて、これまでの知識を利用してこれらのコードを解析して見ましょう!どうなりますか?

・Cをルートに3度音程で四和音。
四和音は、トライアドに7度を足して作られますので、ルート→3度→5度→7度ということになります。
この時、Cメジャースケール内の音しか使わないのが、ダイアトニックハーモニーのルールです。
そうすると・・・
3度はEでM3(長3度)、5度はGでP5(完全5度)。7度はBでM7(長7度)となりますね。
chord nameは、「CM7」となります。
chord nameの法則を思い出してください。

ルートはアルファベットの大文字で表され、M3は省略、P5も省略され、M7はM7と表記します。
なので「CM7」となりますね。
ベースの指板もつけておきましょう。

さあ、ベースを持ってこの形を確認しましょう!
覚えやすいように1オクターブ間だけに印をつけていますが、この形を覚えたら各自拡張していって下さい。

・次はDをルートにして、3度はm3(短3度)でF、5度はP5(完全5度)でA、7度はm7(短7度)でC
chord nameは、「Dm7」となります。

ルートはアルファベットの大文字で表され、m3は小文字のm、P5は省略され、m7は数字のみで7と表記します。
これで「Dm7」となりますね。
指板はこちら

 

・次はEをルートにして、3度はm3(短3度)でG、5度はP5(完全5度)でB、7度はm7(短7度)でD。
chord nameは、「Em7」となります。

ルートはアルファベットの大文字で表され、m3は小文字のm、P5は省略され、m7は数字のみで7と表記します。
これで「Em7」となりますね。

 

・次はFをルートにして、3度はM3(長3度)でA、5度はP5(完全5度)でC、7度はM7(長7度)でE。
chord nameは、「FM7」となります。

ルートはアルファベットの大文字で表され、M3は省略、P5も省略され、M7はM7と表記します。
これで「FM7」となりますね。

 

・次はGをルートにして、3度はM3(長3度)でB、5度はP5(完全5度)でD、7度はm7(短7度)でF。
chord nameは、「G7」となります。

ルートはアルファベットの大文字で表され、M3は省略、P5も省略され、m7は数字のみで7と表記します。
これで「G7」となりますね。

 

・次はAをルートにして、3度はm3(短3度)でC、5度はP5(完全5度)でE、7度はm7(短7度)でG。
chord nameは、「Am7」となります。

ルートはアルファベットの大文字で表され、m3は小文字のm、P5は省略され、m7は数字のみで7と表記します。
これで「Am7」となりますね。

 

・最後はBをルートにして、3度はm3(短3度)でD、5度はdim5(減5度)でF、7度はm7(短7度)でA。
chord nameは、「Bm7-5」となります。

ルートはアルファベットの大文字で表され、m3は小文字のm、dim5は-5(♭5)で表され、m7は数字のみで7と表記します。
これで「Bm7-5」となりますね。

さて、ここまでいかがでしょうか?

これらがCメジャーキーのダイアトニックコードになります。

1番目がCM7、
2番目がDm7、
3番目がEm7、
4番目がFM7、
5番目がG7、
6番目がAm7、
7番目がBm7-5。

これらをまとめるとこうなります

コードの下に書かれたローマ数字はディグリーネームというものです。
これは、そのダイアトニックコードのルートが、そのキーのトニックから何番目の音に当たるかを表しています。
そして、M7やm7は、そのコードタイプを表しています。

●メジャーキーのダイアトニックコードにおいて、このディグリーネームとコードタイプは常にセットです。
どういうことかというと、メジャーキーのダイアトニックコードにおいて、1番目(トニック)のコードは常にIM7であるということ。2番目のコードは常にIIm7であるということ。

例えばKeyGで考えてみましょう。
KeyGのメジャースケールは、
G A B C D E F#です。←ピンと来ない方はこちら
Gメジャーキーのダイアトニックコードの1番目はGM7ということです。
2番目はAm7ということです。3番目以降もディグリーネームとコードタイプに沿って考えていけばお分かりでしょう。

他のキーに関しては各自チャレンジしてみて下さい。

次回に12のkey(12Keyってなんだっけ?という方はこちら)のダイアトニックコード一覧を作ってUPしたいと思います、それまでにチャレンジしてみて下さい。

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