Takahiro Koga's Blog

時間がない人のためのベース練習方法

2018年02月05日 レッスン小話

神戸でベースレッスン・教室をしています古賀隆博です。
(大阪でもベースレッスン、教室をしています)

レッスンの対象年齢は特に定めておらず、生徒の方は年齢も性別も様々です。

どのような年齢の人も忙しい日々を送っており、音楽ばかりに時間をかけられる訳ではありませんよね。

学生なら勉強を優先させるべきかもしれませんし、部活と両立したいという方もおられます。社会人の方なら仕事を優先させて当然でしょう。

そんな中、「少しでも上手になりたい」という思いでレッスンに通います。

ですので私は、「そんな少ない時間の中でいかに成果を出してもらうか」、ということを考えることになりますね。

演奏を成り立たせる3要素

ベースプレイを成り立たせる要素として、

1.身体、2.理論、3.フィーリング

があります。

これらが相互に作用してベースプレイが成り立ちます。

1.基本的な弾き方や難しいテクニックは身体面のトレーニングを必要とします。

2.曲にあったベースラインを弾くのに最低限の理論を必要とします。

3.即興で人と音を合わせたり、ソロを弾く、創造性のあるプレイはフィーリングなしではできません。

これらの力をバランスよく伸ばすことで上達の効率はとても上がります。

なのでそのようなカリキュラムを組んでレッスンを進めていきます。

身体、理論、フィーリングのトレーニングを一つ一つやって鍛えるのも効果が高いのですが時間を捻出するのが難しいですね。

家庭での自主練習もそのような練習をすることでかなり上達が早くなります。

では具体的にどうするのかを見ていきましょう。

例えば、スケールの練習をするとしましょう。

ただただ何も意識せずにスケールを上がったり降りたりするだけでは指の運動にしかなりません。

スケールを弾く時も

1.「運指が正しくできているか」を気にしながら弾く=身体
2.「リズムがずれていないか」をメトロノームやドラムマシンと一緒に弾いて確認する=フィーリング
3.「どのような響きになるか」をコードを鳴らしたり、バッキングトラックと一緒に弾きながら感じる=フィーリング+理論

スケールを弾く時に、これらを意識して弾く、これらに注意を払いながら弾く。
この一手間で時間を短縮できます。一つのスケールを弾くという動作で身体、理論、フィーリングの3つを同時に意識しながら、感じながら練習するのです。
一つの動作で三つを意識するのは難しいし面倒なのですが、これを続けることで効率よく上達できます。

そもそも、これら三つを同時に感じながら演奏することが楽器演奏そのものです。
とても実践的な練習ということですね。

以下の譜面は、Cメジャーダイアトニックコードを全種類使ったコード進行です。
ベースはそれに沿ってコードスケールを全種類弾いています。

通常こういう課題を出された場合、初めから最後まで弾ききることができれば
「できた!」
ということで終わりにしてしまいます。
この時意識は、譜面通りに正しく弾くことに集中してしまっていて、その他のコードの響きや正しいリズムには意識がいっていません。
大切なのはそのあとです!
弾ききれるようになった次は、弾くこと以外の響きやリズムに対する意識を強く持って弾く。
このステップまでおこなってください。

身体、理論、フィーリング

を意識し、何度も何度も弾きましょう!

 

 


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