レッスン日記:Yさんの場合 1
三宮駅から徒歩2分のベースレッスン教室。
T.K.music ベースレッスンの古賀隆博です。
レッスンを受ける生徒さんには、生徒さんそれぞれ固有の悩みや課題があります。
それらをレッスンで解決していきますが、その一例をブログとしてあげています。
これからレッスンを受けてみたいとお考えの方は、参考にしてください。
Yさん(女性)の場合
レッスンを受け始めて、まだ2ヶ月の生徒さんです。
すでに自分のバンドを組んでいたり、オリジナル楽曲も発表している、活発な方です♫
自分のバンドを持ち、ベースを弾いているので、一見すると既にしっかりしたした演奏ができると想像できますが、どのような課題をお持ちなのかを聞いてみました。
Yさんの課題
押さえる方の指をもっと自由に動かせるようになりたい。
押さえる指が自由に動かないと、音を出すタイミングや、切るタイミングがズレやすくなります。よってリズムが悪く聴こえてしまいます。
ピッキングもしっかりできるようになりたい。
ピッキングに慣れていないと、音の強さにばらつきが出ます。それにより、適切な場所にアクセントを出せず、リズムに躍動感がなくなってしまいます。
演奏や理論も含めて、自己流ではなく基本的なところから正しくやりたい。
ルート弾きはできるが、自分でフレーズが作れない。
フレーズっぽいものを、バンドメンバーに作ってもらっていた。
そこで提案したのが、先日ブログでも上げた運指練習。
この練習をしていただくことで、上2つを解決します。
運指練習をしっかりすると
どの弦でのピッキングにも慣れることができる
フレーズには、弦の移動を伴います。フレーズを弾けるようになるためには、すべての弦でのピッキングに慣れる必要があります。
ピッキングとフィンガリングのタイミングが合うようになる。
ピッキングとフィンガリングのタイミングが合わなければ、音がきれいになりません。音が綺麗にならなければ、フレーズが聴こえてきません。
フィンガリング時の小指と薬指の独立と力の強化につながる。
ベースラインやフレーズを正確に弾こうとすると、小指や薬指を使う必要が出てきます。小指と薬指は、セットで動いてしまいますので、これを訓練で独立して動くようにします。
初めは手強いかも知れませんが、規則性がありますので、そこを抑えれば譜面を見なくてもできるようになります。
目安は1日15分〜20分。2週間もやれば、指がだいぶ楽になってきます。
運指練習をやらないと
運指練習は、運動前のストレッチや、体を温めるための準備運動だと思ってください。これをやっていないと、思わぬ怪我につながります。
いきなり曲の練習に入るのではなく、15分ほど運指練習をしてから、曲の練習に入りましょう。
Yさんは、自己流であるにも関わらず、左手のフォームや右手のピッキングフォームは綺麗で素晴らしかったです。
ここの矯正から入らないといけない人も中にはいますが、Yさんはその点がクリアされていますので、スムーズに進められそうです。
今後は運指練習も踏まえ、実際の曲を通してピッキングのアクセントの演習や、フレーズについてもレッスンにて進めてまいります。