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絶対わかる!基礎から学ぶ音楽理論 6-4.ハーモニックマイナースケールと、メロディックマイナースケール

2017年10月11日 絶対わかる!!音楽理論

神戸でベースレッスン・教室をしています古賀隆博です。
(大阪でもベースレッスン、教室をしています)

今回はハーモニックマイナーとメロディックマイナーを見ていきましょう。
まずはハーモニックマイナー。
ナチュラルマイナーの第7音を半音あげた形です。

ナチュラルマイナースケールの第7音は短7度で、トニックに向かう導音がない状態でした。
それを半音上げることで導音を作ったのがこのスケール。
トニックから順番に弾いていくと第7音を弾いた時、よりトニックに耳が引っ張られる感じがしますね。
また、第6音と第7音の音程が増2度になることも特徴です。

ベースの指板で表すとこちら、

この。形を覚えてください。
あえて1オクターブ間にしか印をつけていないのは、形を覚えやすくするためです。
ベースを持って、指板を確認しながら拡張していきましょう。

続いてメロディックマイナースケール。
ハーモニックマイナースケールの増2度音程が一般的なメロディーとしてふさわしくないとされ、第6音まで、半音あげてしまうのがこのスケール。
このメロディックマイナースケールの形は、スケールを上行するときだけ使い、加工する際はナチュラルマイナースケールを使う、というなんともややこしいルールーが元々はありました。
しかし、現在ではそこまで厳密に使われてない場合も多く。この形のまま上行下行も可能ということになっています。
ここも「理論はあくまでも理論」、という感じですね。

ベースの指板で表すと、

こちらも上記と同じく、形を覚え、拡張して耳でも記憶しましょう!

※重要

スケールやコードについては、細かい説明や成り立ちも重要ですが、使えるようになるためにはとにかく記憶し、響を染み込ませること!

細かいことを知らなくても、素晴らしい曲を書くことができる人やプレイができる人がいるのはこれに尽きます。
「こんな風に弾いたらこんな感じ、こんな風に動いたらこんな感じ」というのが自由に表現できるのは第一段階として響が染み込んでいるからに他なりません。
細かいことが理解できなくてもとにかく、響きを「こんな感じ」でいいので自分の中に染み込ませるための練習をしましょう。

スケールを弾いたり歌ったりする練習を何日もしてみてください。「音感ないから」と思っている人でもちゃんと成果が出ます。少しずつ、スケールやメロディをイメージできるようになってきます。

要は練習している時に何を意識しているかです。

「スケールの雰囲気を染み込ませるのだ!」

と意識しながらスケールを弾いたり歌ったりして見てください。

また、1日2日でできるようなことではないということも合わせて理解しておけば、「自分には音楽の才能がない!」と嘆かずに済むでしょう。


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