神戸でベースレッスン・教室をしています古賀隆博です。
（大阪でもベースレッスン、教室をしています）

今回は「モチベーション」というか「やる気」というかその辺について少し触れたいと思います。

先日、生徒のひとりからこんな言葉がでました。「先生、最近どうもやる気がでなくて・・・・・」
おそらくこれを読んでいる方にもそういう時期はそのうち訪れるでしょうし、今そういう状況の方もおられるかもしれません。 やる気がでなくて悶々としてしまうのにはいろいろと理由はあると思います。

練習しているにもかかわらず上達の感覚がなかったり、そもそもどう練習すればいいのかわからなかったり。 ただ音楽は好きだし、ベースがカッコいい曲を聴くとやっぱりうまくなりたいと思う。 でもいざベースを弾いてみると、思ったようにいかなくて改めて自分にがっかりしたり。
それを繰り返していると、だんだんベースに手が伸びなくなってきてしまうんですね。
理想と現実のギャップに苦しんでしまいます。

もちろんそのギャップを埋めるのが僕の仕事な訳ですが、みんなあまりにも即効性を求め過ぎかと思います。
ベースギターレッスンに書いてあることだけでも、毎日15分くらい１ヶ月もやればかなり変わるはずなんですが!? 練習不足はすぐにわかるんですね。

そりゃあ、やらなきゃ巧くはならないよってとこですね。
以前にも書いた気がしますが、インスタントに上達する方法はないと思っていただいていいです。泥臭く毎日練習を積み上げていく。これに尽きるわけで。
イチローでも素振りとか毎日してたんですから。

ただ独学だとどうしても無駄が出てきます。 遠回りをしてしまうことがありますから、それを未然に防ぎながら効率よく最低限の努力で最大限の効果が得られれば. . . というのが、そもそも『レッスン』というものです。

道路を舗装をして地図に最短経路の道のりをマーカーで記して、後は走るなり歩くなりをしてもらう。 この辺は吐き違えられると困るのでレッスンを受けていただく前に必ず注意をすることです。

「上達はレッスンで学んだことを、家やスタジオでどれだけ意識し実行できるかにかかっていますよ」と。 まあ当たり前ですけどね。

そして、話を戻しますが。モチベーションが低くなった時、もう一度、根っこを思い出してみてください。 根っこと言うと原点ですね。
自分がベースや音楽を好きになったきっかけやその時の感情です。 そもそもベースを持ったとき「自分は何に憧れていたのか」「どうなりたかったのか」とかを掘り下げることである程度モチベーションの復活に役立つと思います。

おそらく始めた頃から考えると理想は変化しているはずですから、今度はそこにフォーカスしてやるべきことを考えたり調べたり. . . 自分を掘り下げる作業は音楽やベースに関わらず生きていく上で必須事項といっていいと思います。ここはぬからずお願いします。

あとはそもそも現時点で好きかどうか. . . という問いをたてるのも大切ですね。

これは感覚で「好き！」とか決めてしまうのではなくて自身で「あーでもないこーでもない」とこねくり回してみてください。 たぶん「好き」に戻れると思います。
戻れない時は、もれなく別の「好き」なものが出てくるはずです！音楽と全くカンケーないものかもしれないし、それはそれでいいんです。 好きなことが見つかるだけで儲け物。好きなことが見つからず、苦労している人もいますからね。
いまは情報があふれていて、あっちこっち目移りしてしまうでしょうが、そんな時こそ自分について深く追求してみてください. . . 。では、次回に. . . 。