Takahiro Koga's Blog

教えるようになったきっかけ

2012年07月16日 日々の活動

神戸でベースレッスン・教室をしています古賀隆博です。
(大阪でもベースレッスン、教室をしています)
どうもお久しぶりです。
前回の記事のコメントで『演奏だけではなく、教えるようになったのはなぜですか?』
というような内容のコメントをいただきまして、自分でも『そういえば何だっけ?』
と思いながら筆を進めております。

思い起こせば、『教えたい』ということより先に、人から『教えてほしい』と言われることが多々あったからですかね。
自分では『まだまだそんな教えれるような』とか謙遜する気持ちもありつつだったのですが、『教えてほしい』と言われる度に『全然いいよー』とかっていって実際に教えたりして、まあそのときだけパッと教えて何となく終わってました。

そういうことを繰り返しているうちに、自分でも知らないうちに人に教えたりすることができるくらいにまでなってたんだなーって感じるようになってきて。
まあ毎日練習してるわけだし、勉強もしてるわけだし当たり前かーとも思いましたけど。
あと、そういった音楽とかベースに直結する部分で感じたことととは別に、やたらと自分が

“相談され体質”
であることがありまして。

とにかく色んな人が色んなことで『話を聞いてほしい』と言い寄ってきます。
何故かはよくわかりませんが、とにかく相談をされます。
進路から恋愛から仕事から生活からジャンルも様々。

不思議です。

で、その度にその時自分にできる範囲でですが相談にのり、話を聞き、言えることを言うわけですね。
僕は自分の思うことや考えることしかいえないわけで、その為にその人の行動や考えが制限されてはいけないと思っているので、言葉を選びながら慎重に誤解の起きないようにお話をするのですが、そうすると『ありがとうございます』という感謝のお言葉もいただけたり。

もちろん僕もそれで嬉しいわけで。

それですべて解決しているのかは、その後を追っかけていないのでわからないのですが、とにかくわざわざ僕を選んで話をしたいと思う人が意外といるということ。
その人たちも僕が一番の友達であったり、いつも一緒にいるわけでもなく他にも沢山友達がいるだろうに何故か僕に相談をしてくるというのは嬉しいことでもあり、少し誇らしくも感じます。
そういう経験を経て、どうやら自分は人の話を聞いたり悩みを聴いてアドバイスしてみたりということが得意なようだ。
というのを実感して、それがベースとか音楽でできれば尚よし。
という単純な考えに基づいています。

それともう一つが
“自分の仕事”
という視点。

仕事というのは特に男性にとっては人生の大半を占めるものでもあり、近年では女性もその傾向にあるようにも思えます。

例えば大学卒から考えても今の社会制度に照らすと基本的には23歳?から60歳まで、高校卒になると18~60歳まではどこかの会社で週5日、なにがしかの仕事をする。
で、60以降は年金で(年金制度も今となっては限りなく怪しいですが)暮らす。
というのがあるのですが、どうでしょう。
40年間にわたり、一日8時間(ほとんどの会社が残業などがありそれ以上)を週5日(これも会社によってはかなり怪しい)。

これだけの時間を
“仕事”
に費やすことになります。

これでもし“仕事”が
自分のしたくないこと
興味関心のないこと
誰かから必要とされている感覚が感じれないもの
であった場合、僕はとても正気を保って生きてられないと感じました(苦笑)

で、冗談抜きで、今の世の中正気を保てなくなってしまう人も増えています。

僕くらいの年齢になってくると周りはしっかりと働いていて、社会的信用とか世間体もしっかりしていて世の中でいう『安定した』っぽい生活を約束されている人は数いれど、そういう人は二言目には
『毎日おもしろくない』
『何か楽しいことはないか』
と愚痴をこぼします。

僕は自分で小さなスクールをこの春開校してまだまだ不安定で、今は社会的信用も世間体もいばれるものではないのですが、この仕事ならおじいちゃんになってもやりたいと思える仕事ですし毎日が楽しいです。
充実というやつですね。

どちらを選べばいいなんてことは言えないのですが、強いて言えば一つ基準として
『いつまでも生きてると思うな』
ということがいえます。

明日も明後日も明々後日も1年後も10年後も当然のように生きてると思いすぎて、今大切なこと、できること、したいことが見えなくなる状態。
遠~くを見ると近くにあるものがぼやけて見える・・・・そんな状態。

明日も明後日も明々後日も生きているつもりで人は亡くなっていくものだと思います。

東日本大震災のことでそれを強く感じたのですが、あの震災で亡くなった人のうちでどれだけの人がどれだけの未来を描いていたのかを考えてみればいいと思います。

明日は学校だ
仕事だ
何年後かには
結婚
出産
1万人以上の色んな人が色んな未来を抱えて亡くなっていったのだと思います。いいことも悪いことも含めて。
でも意外と明日も明後日もこないかもしれないってようやく理解できたというか。
関西に住んでいた為、その1万人のうちの一人にたまたまならなかっただけ。

そんなことがあったにもかかわらず。運良く生きた自分達はまた明日も明後日もしたくないことして。毎日面白くないと愚痴をこぼしながら生きててどうなのかなーという疑問。
そう考えるとやっぱりやりたい仕事をやる。ということになります。

やりたいことで
興味のあるもので
人から感謝されて
こんないいことはないわけで。
できるかどうかは自分次第で覚悟も必要です。

でもやっぱり人に感謝されながら仕事をしたくて。
できることなら必要とされたいわけで。
そして僕の場合はそれを自分自身に直結させておきたいということがあります。

なので、どこかに所属せずに自分で開校、運営というスタンスにあります。

なんだか最後、話が大きくなってしまった感もありますが、大切なことだと思いますので記しておきます。

何か参考になれば。

ではでは今回はこの辺で!!


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