絶対わかる!基礎から学ぶ音楽理論 11-2.実践的な理論の活かし方と考え方。スケール編
神戸でベースレッスン、教室をしています古賀隆博です。
(大阪でもベースレッスン、教室をしています)
さて、前回は何も情報がないところから、コードトーンを使って、簡単なアレンジをするところまで行きました。
次はもう少し詳しくみていきましょう。
コードトーンだけでもベースラインのアレンジはできますが、もう少し深くまで掘り下げて楽曲をみて行きましょう。
ネットで、調べることでコード進行とコードトーンを知ることができました。
この情報からキーを探り出します。
コードは、Cm、B♭、E♭、A♭の4つ
キーの割り出し方にはいくつか方法があります。
ここでは、ダイアトニックハーモニーの理論を使ってキーを探りだすことにしましょう。
ダイアトニックコードをマイナー系とメジャー系で分けてみましょう。
マイナーコードはIIm7 、IIIm7、 VIm7、 VIIm7-5、
メジャーコードはIMaj7、IVMaj7
ドミナントコードがV7です。
今回の題材にしている曲『Rock n Roll』のコードは全て三和音ですが、四和音で慣れるために四和音で考えていきましょう。
ダイアトニックハーモニーの理論から考えると、Cmは、あるキーのIIm7 、IIIm7、 VIm7、 VIIm7-5のいずれかであると予想できます。
また、その他のB♭、E♭、A♭のコードはIMaj7、IVMaj7、V7のいずれかです。
これがわかれば曲のキーが探し出せます。
まずはCmをみてみましょう。
仮にCmがIIm7と仮定しましょうか。
そうすると次のB♭はIと仮定できます。E♭がIVで、A♭は・・・・
B♭がIだとしたら、A♭はでてこないはずですよね。
なぜかというと、
B♭=Iだとすると、
C=IIm7、D=IIIm7。E♭=IVMaj7、F=V7、G=VIm7、A=VIIm7-5となるはずだからです。
ピン!とこなかった方は再度こちらをみてみましょう。
ではつぎ、CmをVIIm7-5とます
B♭は・・・マイナーになるはずですよね。
これもなさそう。
次はIIIm7と仮定しましょう
これもB♭はマイナーになるはず。
次はVIm7と仮定してみます。
B♭が5だから、7thはないけどマイナーではないので保留しておきましょう。
E♭はIMaj7。A♭もIVMaj7!
これが一番濃厚ですね。
ではCmがVIm7とした時のダイアトニックコードは。
E♭Maj7、
Fm7、
Gm7、
A♭Maj7、
B♭7、
Cm7、
Dm7-5
で、キーはE♭ということになりますね。
では確認のため、各コードでダイアトニックスケールを弾いてみましょう
響きがしっくりきませんか?
さらに確信を高めたい方は歌のメロディーをベースでコピーして、使われている音名をすべてかきだしましょう!それを並び替えてアイオニアンスケールをつくります。
E♭メジャースケールになりましたね!
なのでキーはEフラットメジャー
またはキーCmということになりますね!?
では、各コードでダイアトニックスケールを使ってベースラインを考えてみましょう!。
ここまで曲の情報がわかれば、ソロを弾くこともできますよ♪
是非試してみてください。
いかがでしょうか?
この作業は慣れてくれば書き出したりしなくても楽器を触りながらできるようになります。
何度もしていくことで耳も慣れてきて段々とスピードが上がっていきます。
はじめは面倒だと思うのですが、根気よくやっていきましょう!
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