PLAYING FORM

構え方と弾き方

きれいな音は、楽なフォームから

ベースを持ったら、まずは構え方と、左手・右手の基本の形。力まずに弾けるフォームを最初に作っておくと、音がそろい、疲れにくく、上達も早くなります。このページでは、目指すフォームの「目安」と、よくある癖を言葉でまとめました。

THIS PAGE

この資料でわかること

正しいフォームの目安、よくある癖、自分でできる確認のしかた。

LESSON

レッスンでできること

今のフォームを講師がその場で見て、あなたの体と楽器に合わせて直す。変な癖がつく前に。

なぜレッスンが近道なのか →
PART 1

構える

01
FORM 01

楽器は、体に対して斜めに

真上から見て、体と楽器の間に30〜60度くらいの角度をつけます。

ポイント
  • ネックの先(ヘッド)が、体より少し前に出る向き。
  • 立って弾くときも、座って弾くときも同じです。
  • 角度がつくと、右手は弦に近く、左手はネックに楽に届きます。
よくある癖
  • 楽器が体にぴったり平行。ネックが近すぎて左手首が窮屈になり、右手は弦から遠くなる。
  • 逆に開きすぎて、左腕が伸びきっている。
自分で確かめる

鏡の前で構え、上から見下ろしたときにヘッドが体の線より前に出ているか。

02
FORM 02

座るときは「12フレットを体の中心」に

楽器の位置は、ボディの形ではなく12フレットが体の中心に来るかで決めます。

ポイント
  • 3か所で支える:①太もも ②胸(おなか) ③右腕。この3点で楽器が止まるように。
  • ボディを少し自分のほうへ傾けると安定します。右足を少し上げるのも手です。
  • 左手はネックを支えない。左手の仕事は弦を押さえることだけ。楽器は右手と体で支えます。
よくある癖
  • ボディのくびれを太ももに乗せることだけを考え、12フレットが中心からずれている。
  • 左手でネックを持ち上げて支えている(押さえる指が自由に動かない)。
自分で確かめる

構えたまま左手をネックから離してみる。楽器が下がったり回ったりしなければOK。

PART 2

左手で押さえる

03
FORM 03

押さえ方の3原則

この3つを守れば、音程が安定し、少ない力できれいに鳴ります。崩れたときの音も聴きくらべてみましょう。

※ 崩れたときの音は、違いが分かりやすいように少し大げさにまねたものです。

04
FORM 04

左手のフォームは3種類

3原則を守っていれば、形は弾くフレーズに合わせて選んでOK。代表的な3つです。

指板図(上が1弦G、下が4弦E)。丸の数字は指番号:1 人差し指・2 中指・3 薬指・4 小指。

05
FORM 05

弦の移動は「親指を軸に、肘で」

となりの弦へ移るときは、手全体をずらすのではなく、ネック裏の親指を軸にして、肘を体の前後に動かします。

ポイント
  • 4弦(太い弦)へ:肘を前に出す。手首はネックの下へ押し込まれる形に。
  • 1弦(細い弦)へ:肘を後ろに引く。手首が手前に来て、手のひらが少し見える形に。
  • 親指はネック裏の真ん中あたりが目安。細かい位置は、手の大きさに合わせて楽なところで。
よくある癖
  • 弦を移るたびに、親指ごと手全体を上下にずらしている。
  • 肘を体の横に固めたまま、指だけを伸ばして届かせている。
自分で確かめる

4弦5フレットと1弦5フレットを交互に押さえる。親指の位置がほとんど動かず、肘が前後していればOK。

PART 3

右手で弾く

06
FORM 06

指弾きの基本は「2フィンガー」

人差し指と中指で交互に弦をはじきます。親指は弦かピックアップに置き、指先の腹で弦をとらえます。

ポイント
  • 弦は、体に向かって横に押す。ボディと平行に力をかけると、弦は指の丸みに沿って動き、離れたところで音が出ます。
  • 弾いた指は、となりの太い弦に当てて止める。毎回同じところで止まるので、音の大きさがそろいます。
  • 太い弦へ続けて移るとき(3弦→4弦など)は、同じ指で続けて弾いてもOK。

人差し指と中指が交互に、同じ大きさ・同じ間隔で鳴るのが目標です。

親指の置き場所の目安
弾く弦親指を置く場所
1〜2弦3弦の上
2〜3弦4弦の上
3〜4弦ピックアップの角

弾く弦に合わせて親指を動かすと、指の動きをいつも同じに保てます。親指は、指が弦に触れているうちに移動を終えるのがコツ。

よくある癖
  • 第一関節が反る:力が弦に伝わらない。指先の関節は固め、付け根から動かす。
  • 爪が当たる:「カリッ」という音が混ざる。爪は短く。
  • ネック寄りで弾きすぎる:指の小指側が当たって弦が暴れやすい(あえて歪んだ音をねらうとき以外)。
07
FORM 07

弾く位置で、音色が変わる

同じ弦・同じ音でも、右手で弾く場所で音のキャラクターが変わります。

  • ブリッジ寄り:硬くて、アタック(音の立ち上がり)が強い音。
  • ネック寄り:やわらかくて、太い音。
  • 指を寝かせて弦に当たる面を広くすると、太く丸い音に。親指の腹で押し込む「親指弾き」も、やわらかく太い音が出ます。
ブリッジ寄りネック寄り

※ 弾く位置による音色の違いを、分かりやすくまねた音です。

WHY LESSON

フォームは、レッスンで見てもらうのが
いちばんの近道です

このページで「目指す形」はわかります。でも、自分のフォームが本当にそうなっているかは、自分ではなかなか確かめられません。フォームこそ、実際に見てもらうことで正確になり、変な癖がつくのを防げます。

1

自分の姿は、自分では見えない

弾いているあいだは、意識が音と指先に向きます。楽器の角度や肘の位置まで気を配るのは難しく、鏡や動画で見ても、どこがずれているかを見分けるには経験が要ります。

2

癖は、つく前に防ぐのがいちばん早い

毎日の練習で同じ動きをくり返すほど、その動きは体に染みつきます。最初に正しい形で覚えれば、あとから直す手間がかかりません。

3

「楽な形」は、人によって違う

手の大きさ、腕の長さ、楽器の重さやネックの太さで、ちょうどいい親指の位置や角度は変わります。資料に書けるのは目安まで。その人に合わせた調整は、実際に見てこそできます。

4

力みの原因は、見ればすぐわかる

音がそろわない、すぐ疲れる。その原因が肩なのか、手首なのか、親指なのかは、弾いている姿を見るとすぐにわかります。

  1. 今のフォームで弾いてもらういつもどおりに構えて、短いフレーズを弾くところを講師が見ます。
  2. その場で、理由と一緒に直す気になるところを1つずつ。なぜその形がいいのかも説明します。
  3. その日から、正しい形で練習家での練習がそのまま上達につながるように、練習のしかたもお伝えします。
無料体験レッスンで、フォームを見てもらう神戸・三宮駅から徒歩2分。はじめての方も歓迎です。
CHECK

鏡の前でチェック

できているものにチェックを入れましょう(この端末に保存されます)。
自信がない項目は、レッスンで実際に見てもらうと確実です。

参考:ベース・マガジン「ゼロからはじめるベース キホンのキ」第4回(演奏フォーム)・第5回(指弾き)。文章は T.K.Music のオリジナルです。